日本の政治ってのはいつも冷めた目で見てしまうなぁ。
政治家の本気度が見えないっつうか、
どうせ何も変わらないだろうっていう期待感のなさ。
野党はなんか気に食わないことがあるとすぐ政局にもってく。
もう少し、腰を据えてやってみろよ。
与党、野党の立場は違っても、目的は同じはずだろ。
だったら正正堂堂と話しあってみろよ。
こそこそ損得勘定してないで、党の垣根を越えて議論してみぃ。
そういういらだちがニュースを見ているとわいてきて、
ま、無理か…と諦めにかわって興味もしぼんでいきます。
マスコミの報道も断片的だし、私たちはそもそも情報に乏しい。
世論が世論が、っておっしゃるけど、そもそも日本に世論ってあるんだろうか。
消費税増税、やだなぁ。
電気料金値上げ、やだなぁ。
でも原発は反対。
そういう断片的な世論にふりまわされてる大きな顔の政治家、いるよね。
先日、東京外環道路緊急院内集会というのが参議院議員会館であって行ってきました。
議員さんの権力で市民も参加して各省庁に回答を求めることができるというもののよう。
会場でせわしなく会の運営をしているのは一般の市民のおばさま方。
東京外環道路の問題って、どのくらい知られているんでしょうか。
私の知っている範囲で簡単に言うと、
●40年以上前に計画された環八のさらに外側をまわる環状道路の都市計画。
●当初は地上部&高架で計画され、善福寺や国分寺崖線の豊かな自然を壊すとして
住民の反対を受け、長い間凍結状態にあった。
●何年前だろう、扇千景国交大臣&石原慎太郎都知事の時代に、
外環道の大深度地下化という計画変更。
そのとき二人はテレビを引き連れて地元を視察し、
子供にむかって「道路は地下になるからこの場所は変わらないよ~」
とか言ってパフォーマンス。
●でも実際は高架の本線が地下化されただけで、都決定の「外環の2」という道路が
変わらず地上に残っていた。
また、前例のない規模の大深度地下道路建設には
技術的課題と地下水への影響が懸念される。
●国交省が説明する「外環道の必要性」の根拠である環八の混雑緩和等については、
人口減少時代に突入し、既に交通量の減少も観測されている中で信憑性が疑わしい
・・・というような感じです。
地元の議員でも、「外環道?あぁ、旅行に行くときとか、便利になるし、いいんじゃないかなぁ」
というレベルの人もいます。
そりゃ便利になるでしょうよ。道路はあればあっただけ便利だろうね。
でも、それに対する代償は大きい。
緑は分断されて生態系は行き場を失う。
地下水脈は構造体に集中し、予測不可能な影響をもたらす。
(地下鉄の駅に行ってみりゃわかります。水が出ちゃって大変なんです。
その地下水の排水処理にだって税金が投入されるんです。)
みんなが当たり前のように楽しんでる井の頭公園の池だって、自然じゃない。
「東京の貴重な自然」と行政自ら謳っている崖線だって、どうなることか。
自然への影響ですら、「土木技術」で何とかなると思っている技術者たち。
自然を制することなんて無理です。現に、どうしようもなくなっている場所がたくさんある。
住民たちは、ただ立ち退きたくなくて反対を叫んでいるんじゃないんです。
素人ながらに長年勉強を重ねて、異動を繰り返す官僚なんかより知識は豊かになってる。
貴重な自然を守りたい、自然を守れるのであれば納得して立ち退く。
必要性というのが本当なら、それが社会貢献なら立ち退く。
そういう人たちも増えているんです。
(地下化して地下水脈に起因する自然破壊が重大な物になるのであれば、
いっそ高架化した方がよい、という意見も出ています。)
国交省は「国内初のPI(パブリック・インボルブメント)」と言って
外環道の問題については繰り返し地元との話し合いの場を持ってきました。
ただ、その内容は海外の元祖PIとはかけ離れたものだったんでしょう。
だってなにも成果はなかったですから。
交通コンサルが出してきた資料とかをそのまんま住民に見せてたり、
環境アセスという法的手続きをふりまわしたりしてはぐらかしてきたんじゃないかな。
私は数回しかそういう場に出たことがないから現状はよく知りませんが、
その中でも感じたのはそういうことです。
住民をバカにしてるよなぁ。
「住民説明」「意見交換」っていうのはおそらく行政にとっては「お付き合い」なんです。
結論は変わりません。
数少ない資料を手を変え品を変え、もっともらしく説明するけど、
住民の「なぜ?」にはほとんど答えられていない。だからだれも納得しない。
でも事業の手続きは勝手に進めていく。
1m1億円のこの事業。そんなにお金あるなら福祉にまわせばー?って普通思っちゃうよな。
行政は自分たちには「もっとわかりやすく説明しろ!」っていうくせに、
住民に対する説明は全然分かりやすくないんだなぁ。
ちなみに今回のこの集会、国交省はドタキャンで欠席。
環境省の役人が出てきて法で定められた手続きの解説なんかをしただけで帰って行きました。
環境省は、法で定められた手続きの中でしか、環境に対して見解を持たないのか。
と、がっかりしました。
国交省と環境省ってなんで一緒にならないのかなぁ。
ニホンカワウソが絶滅したってニュースも。
環境省は絶滅危惧種に指定しただけで、あと何かしたんか?
国交省が河川開発とか進めても無言で見てたんじゃないか。
手続き通り、「意見」はしたかもしれないけど。
官僚の皆さん、何を目指して官僚になったのか。
高学歴なんだろうけど、何を学んできたんだろうか。
技術者にこそ、ヒューマニティとコミュニケーションが求められる。
・・・ってどこかで習ったような。
あ、ちなみに国交省のことばかり書いちゃいましたが、東京都も同類です。











